冬になると、お風呂が恋しくなりますね!
ゆっくり湯船につかる時間は、1日の疲れをすっかり癒してくれます♪
ところが、そんなお風呂の良さも分からないのか、こんな風に言い張る娘。
お風呂の良さを分かってもらえないのも残念ですが、それ以上に「面倒だから入らない!」という聞きづてならない言葉が!!
そんな子供思いの優しいお父さん・お母さんへ!
今回は、実際に風呂嫌いなムスメをもって奮闘しているLiLi夫と一緒に、子供が「なぜお風呂を嫌がるのか?」原因を解明して、一緒にバスタイムを楽しめる工夫を考えていきましょう!
1.【実例】風呂に入ってもらう作戦と効果
まずは、我が家での実践効果を簡単にご報告します!
娘スペック:小1長女(弟2人)
髪の長さ :現在ボブ(過去はロングまで)
成長段階 :髪とからだは自分1人でも満足に洗える。
面倒なこと:入浴準備と髪の毛を乾かしてもらうこと
性格 :女の子っぽくかわいらしくありたい願望はある
※風呂スペック:昨年新居に移ったため、古さの問題は解消中。
作戦と有効度
①面倒を取りのぞく
浴槽スタンバイ ★★★
本当は自分でする習慣つけてほしい。
髪の毛カット ★★☆
切りたくないと抵抗したが切ったらラクと喜んだ。
タオルドライ ★★★
ドライヤーの時間短縮。これは効く!
②風呂をもっと楽しく
父と一緒 ★★☆
まだお父さん大好き!ダメな時もある。
弟も一緒 ★★★
父とセットにしたら最強!喧嘩することも。
入浴剤作戦 ★★★
弟と希望が食い違うと入る気が失せる。
キャラクターシャンプー ★☆☆
シャンプー自立には役立ったが、髪がキシキシして使わなくなった…
髪の毛サラサラ ★★☆
父が発見した『ヘアミルク』で髪の毛キレイ作戦!
③その他の工夫
シャワーのみ ★★☆
それすら面倒がることも…
朝風呂 ★☆☆
通学時間が早くなかなか実現できない。
家では、★2個以上の評価を得ている作戦を組み合わせて、何とかお風呂に入れているものの、まだ不服な様子で入ることも…
しかしその反面、なぜか弟(3才)はお風呂が大好き!
毎日入れないと「一人でも入る!」と言って怒り出す始末です(^^;)
こちらはこちらで大変なこともありますが…
ドライヤーの問題がない(短髪)のと、楽しい工夫が効いていることは確かです!
(特に入浴剤やおもちゃ遊びが大好き!!)
2.小学生が風呂嫌いな理由と対策!
ここからは、年齢別に風呂嫌いになる理由と解決策を見ていきましょう!
まずは、小学生です。
無視できない!?ドライヤーがイヤー問題
髪の長さが長い女の子限定かもしれませんが、ドライヤーの手間はお風呂嫌いの大きな要因になっているかもしれません。
娘にも何度同じことを言ったでしょう。
しかし、それでも「髪の毛を伸ばしたい」と思うのが女心なようです。
ドライヤーをかけないで自然乾燥させる方法もあるのでしょうが、やはり髪の毛へのダメージや翌日の寝グセのことを考えると、ドライヤーは欠かせません。
娘の不満をもとに、解決策を考えていきましょう!
【解決!】ドライヤーの時間短縮は「タオル」と「くし」で!
ドライヤーだけで髪の毛を乾かそうとすると、思っている以上に時間がかかります。
この場合は、髪の毛の乾かす前にひと工夫しましょう!
この工夫だけで、5分は短縮できますよ~
①タオルで髪の毛全体の水分をよくふく
②髪の毛をくしで十分とかす
③タオルで髪の毛をなでるように水分をふき取る
音がうるさくても、子供がなにか集中できるものがあれば、退屈な時間もあっという間に過ぎるかも!?
ドライヤー中に髪の毛がからむのがイヤ
事前にくしで髪の毛をといておかないと、ドライヤーをかけながら手ぐしをする時に髪がからんで、子供が痛がります。
娘も、これでドライヤーが一時期、嫌いになりました。
そう考えた主人が見つけてきたのは「ヘアミルク」という商品です。
これで髪の毛がからみにくくなった上、髪の毛自体もサラサラできれいになったので、おススメですよ~♪
【解決!】ドライヤーは熱いのと長いのどちらがいいか聞こう!
自分も子供ながらにそう思っていたことを思い出しました。
大人はそう考えて熱風を使っていると思いますが、子供にもそんな一言をちゃんと伝えておけたら、不満を解消できるのではないでしょうか。
それでも熱風が苦手な場合は、「時間はのびるけど…」とことわりを入れてから、ぬるい風や冷たい風で乾かしましょう。
お風呂にゆっくり入れないのがイヤ
うちでもそうですが、習い事などで帰りが遅くなると、寝る時間までのタイムリミットがあってゆっくりできません。
実際に疲れてしまって、入らずに寝てしまいたい…と思うこともあるでしょう。
【解決!】生活スタイルにあったバスタイムの提案を!
夜の時間が忙しくて、お風呂にゆっくり入れない場合は、時間がゆっくりとれる工夫をしてみましょう!
・浴槽を洗って湯をためるなどの準備をしてあげる
・習い事の前に宿題や夕食を済ませるなど夜の時間を確保してあげる
また、大人が夜のお風呂にこだわりすぎず、子供の疲れ具合などを見て、臨機応変に対応するのも、風呂嫌いにしないコツかもしれません。
・シャワーだけでもいいから夜に入ってもらう。
・朝風呂・昼風呂を提案する。
(他の生活時間との兼ね合いを見ながら)
・1日おきで入っているなら、子供の意見を尊重してあげるのも。
などの工夫をして、お風呂に入りやすい、またはお風呂の代わりになるような提案をしてあげると良いかもしれません。
簡単に不潔になるわけではないので、キレイ好きなお父さんもどうぞ安心してください(^^)
お風呂が寒いのがイヤ
最近は、年配の方の健康配慮のためもあり、浴室にも暖房が標準装備されるようになってきましたが、どの家庭でもついている…とまでは普及していないと思います。
特に、この寒い季節に、シャワーで髪の毛を洗ったり、からだを洗ったりする間のうすら寒い時間帯がイヤなのは大人も同じですよね。
お風呂に入る前に、服をぬぐところが寒かったら、それだけで入る気が失せてしまうようです。
また、これは子供がなかなかお風呂から出てこない理由にもなってしまいますね。
【解決!】冬の風呂嫌いの大敵『寒さ』をとり除く!
我が家では昨年、暖房なし・タイル床の浴室から暖房あり・あたたかい床の浴室にかわりましたが、これは劇的な変化です!!!
浴室暖房をリフォームでつけるのは、手間もお金もかかって大変ですが、今後、自分が年を重ねていった時のことも考えるならば、検討するのがおススメです!
ここは、和洋折衷で!?浴槽につかりながら洗髪とからだ洗いをするのはいかがでしょう?
浴槽が汚れる、自分の汚れが気になってゆっくりお風呂につかれない(日本人感覚?)などデメリットはありますが、これならば暖房がなくても、からだを冷やさなくて済みそうですよ♪
また、脱衣所ヒヤリが苦手な人は、脱衣所に簡易な暖房器具※を置くなど工夫しましょう。
※小さなお子さんがいる家庭は、火傷に注意!
部屋と一緒に、パジャマやバスタオルも一緒に温められたら、さらに効果抜群かもしれませんね!
お風呂が熱いのが苦手!
お父さんが「熱いお風呂大好き!」って方は、あるあるかもしれません。
お父さんがぬるま湯を受け入れるか、子供と一緒に入るの泣く泣くあきらめるか、いずれかしかないのでしょうか。
【解決!】お風呂の温度が低めでも、からだが温まる工夫
親子でお風呂の適温が違う場合は、温度が少し低くてもからだが温まるような工夫すれば、一緒に楽しむことができるのではないでしょうか。
おなじみの炭酸発泡の入浴剤はもちろん、それ以上に体感で効果があったのは、『バスソルト』でした。
からだが芯からポカポカあたたまって、出てからも長続きしますよ~♪
発泡入浴剤よりもわずかに割高ではありますが、効果を考えたらおススメです!
お風呂(浴室)が汚いからイヤ
だけど、掃除が大変なのも分かって!
これは耳をふさぎたくなるような言い分ですね!
大人でも風呂でゆっくりしている時に、赤カビでも見つけようものなら、イヤな気持ちになりますよね。
自分のからだをキレイにするはずの場所が汚かったら、気持ちも盛りあがらないのは無理もありません。
しかし、お風呂(浴室)は汚れやすいですし、古い家だったり借家だったりすると、昔の汚れは取れにくいのも、また事実ですからね…悩ましい問題です。
【解決!】お風呂をきれいに保つ工夫
最近の浴室は、汚れにくい工夫がたくさんなされていますが、それでもお掃除をしなければすぐに汚れてきてしまいます。
しかも、目に見える形で…
これを防ぐ工夫は、
・毎日風呂の前後でちょこちょこキレイにする。
・風呂の後は、水シャワーで浴室内・浴槽内の温度をすぐに下げる。
・できるだけ浴室内に置くシャンプーなどを吊り下げる。
(壁やタオル掛け、マグネットフックや吸盤フックを駆使!本当は脱衣所に保管するのが理想。)
これだけでも汚くなる部分が少なくなりますよ~
と言いながら、お休みの日にでも子供さんと一緒にお風呂掃除をしてみるのは、いかがでしょう?
3.幼児が風呂嫌いな理由と対策!
ここでは、主に幼児~未就学児(2歳~5歳)くらいの子供が風呂嫌いになる理由と解決策をご紹介します!
いろいろ自立を求められ始める年齢になると、お風呂でも学ばないといけないことがたくさんあります!
髪の洗い方1つをとっても、
・頭全体をくまなく洗うこと
・シャンプーを泡立てて使うこと
・指の腹で地肌を洗うこと
・シャンプーをきれいに洗い流すこと…
どれも慣れないと難しいことばかり!
それで、風呂が『くつろげる場所』ではなく『面倒なことをする場所』と思ってしまっているのかもしれません。
イヤイヤ期にさしかかる年齢なので、特に理由がない場合もあるかもしれません。
ただ「風呂に入りなさい!」に反抗したいだけ。
お風呂は楽しいところ!作戦
このお年頃の場合は、「お風呂に入るといいことあるよ~♪」という誘い方が良いかもしれません。
この頃の子供にとって「いいこと」って何でしょうね(笑)
子供人気No.1!?効果抜群『入浴剤』作戦!
子供をお風呂に誘うには、やはりこれが一番ではないでしょうか!
むしろ、入浴剤をお目当てにお風呂に入っていると言っても、過言ではない様子です。
炭酸発泡の入浴剤は、お風呂の色や香りを変化させ、また入浴剤自体もシュワシュワ泡を出すので、子供たちにも大人気!
他にも、中からキャラクターのおもちゃが出てきたり、花びら型をしている石鹸で浴槽一面に広がるものなど、さまざまあって、試したくなりますね♪
ついぶくぶくが楽しくて、手に持っちゃったり顔を近づけたりするお子さんがいると思いますが、これは注意!
炭酸ガス(二酸化炭素)が出ているので、一時的な酸欠のような状態になっていると思います。
本来は溶かし切ってから入浴するものですからね。
浴槽で子供と遊べるアイテム一覧
入浴剤以外にも、浴槽に入れて子供とバスタイムを楽しむために、世のお父さん・お母さんも、色々なバスグッズ・アイテムを駆使しているようです!
百円均一にもたくさんアイディアがありますので、親子で気軽に楽しめるのも魅力的です!
●水を使った遊び道具
・水を使ったおもちゃ(ジョーロ、水鉄砲、水風船など)
・水の上に浮くおもちゃ(すくい網と一緒に♪ペットボトルも。)
・水の中を泳ぐおもちゃ(ぜんまい仕掛けの魚や船など)
・水濡れように加工されたもの(ビニル素材の絵本など)
●壁を使った遊び道具
・ぺたぺた貼れるおもちゃ(食品トレイなどを使って自分で作ることも)
・専用クレヨン
●その他の安定人気道具
・シャボン玉
・風呂桶(ぼこっと気泡遊び)
・タオル(こちらもぶくぶく遊び!)
・多すぎると飽きる上に管理しにくくなる。
毎回テーマを決めて入るのが良さそうです。毎回外で乾燥させましょう!
・子供がハマりすぎて風呂からでなくなることも…
お風呂から出る時間を最初に決めておきましょう。
・親が知育玩具にハマりすぎると、子供の風呂嫌いを助長する。
つい暇を持て余すとお勉強に使いたくなる真面目なお父さんお母さん、注意です!私もかつてはそうでした…子供の『自由な時間・発想』も大切に。
自分もイライラせず、ゆっくりと子供の話を聞いてあげられるチャンスですよ♪
ぜひ、ご自宅でもいろいろ試してみて、お子さんのお気に入りを見つけましょう!
外が寒くないのもありますが、いつも浴槽のお湯に水をちょい足しして、プール感覚でお風呂に入っていました。
お風呂をお風呂と思わせない工夫も必要かもしれません。
お風呂からあがったらいいことあるかも作戦!
お風呂あがりのビールを楽しみにしているお父さんも多いことでしょう!
お風呂からあがったあとの「ごほうび」も、「お風呂に入ったから楽しめるんだなぁ」と思えるような工夫をしてみましょう♪
●お風呂あがりの牛乳など(ジュースやアイス)
お風呂あがりなら、冷たい飲み物は大抵美味しく感じるものです。
夜だと甘いものは控えたいですが、たまにの作戦ならアリかもしれません。
●特別なパジャマ・下着が着られる!
お風呂に入った時にだけ着られる、特別なパジャマを準備するのもいいかもしれません。
シャンプーが目に入るのが痛くてイヤ!
大人になるとあまり経験がないので忘れがちですが、シャンプーや石鹸が目に入ると、すごく痛いですよね!
これは、充分風呂イヤな原因になりそうです。
【解決!】シャンプー嫌いは早いうちからの慣れで克服!
我が家では、シャンプー嫌いで悩んだことはほとんどありません。
秘訣は、『小さいうちから慣れさせた』それだけです!
我が家では、子供の腰がすわる(頭を真上にあげられる)ようになった頃から、大人と同じようにしています。
最初はイヤがるかもしれませんが、それも1週間くらいで慣れます。
大人になってからのシャンプーの仕方である『目に入らないよう、目をつぶってシャンプーをする』を学ばせるためにも、今からでも大人と同じ洗い方を教えてあげるのが良いのではないでしょうか?
どうしても難しい場合は、刺激の少ないシャンプーを使うなど工夫しましょう。
温泉・家族風呂に連れて行ってあげる
もし、既にお風呂にイヤなイメージがついてしまっているお子さんには、おうちを離れてお風呂の良さを教えてあげるのも良いかもしれません。
温泉旅行へ行くのはもちろん、日帰りでも気軽に行ける温泉も利用してみましょう!
大概は、貸し切りでリビングのような部屋もついているので、おうちにいる感覚で、みんなでお風呂(温泉)の良さを味わえます!
4.赤ちゃんが風呂嫌いな理由と対策!
赤ちゃん(0~1歳くらい)は、言葉が未発達なので、ぎゃーぎゃー泣くのを見て、「この子はお風呂がキライなのかな?」と思う場合もあるかもしれません。
浴槽が怖い!
●新生児(生後1か月まで)
まだ沐浴時代で、ベビーバスを使っている赤ちゃんが、お風呂で泣くのは仕方ありません。
生まれて数日の経験にすぐ慣れろというのも無理があります。
まずは、無理してあやそうと思わず、お父さん・お母さんも気構えずに行きましょう!
泣いている時間が短くなるように、全身を洗うときのポイントだけ、しっかり頭に入れる・風呂場に書きだしたメモを貼っておく、などの対策も良いでしょう。
●乳幼児(生後1ヶ月~)
親子で一緒に浴槽につかれるようになったら、かわいい赤ちゃんとの触れ合いも多くなりますし、浮力で少しラクになって、つい慎重さが失われてしまいがちです。
ここで起こりやすいのが、つい顔を湯につけてしまうという悲劇!
赤ちゃんは水面が分かっておらず、おもちゃなどを目がけて自分でもぐってくることもあるので、注意しましょう!
シャワーが怖い!
シャワーを使い始めて間もない赤ちゃんの様子を見ていると、アップアップ苦しそうにして泣くことがあります。
息をするタイミングが合わないと、「息ができない!」とパニックになったり、シャワーで降り注ぐお湯が鼻や口から入り込んできて、ますますパニックになるかもしれません!
・「今からシャワー流すよ~」と必ず声をかけてからする。
・子供の様子をみながら、3秒ごとにシャワーを離してあげる。
シャワー初心者の赤ちゃんには、こういう工夫が必要かもしれません。
5.【まとめ】子供は本当は風呂が大好き!
お風呂嫌いなのかな?と思える子供たちも、嫌がる原因を取り除いて工夫を凝らせば、本当はお風呂が大好きなんですね!
皆さまもぜひ、自分の子供たちにもイヤなところを聞いてみて、親子で楽しいバスタイムが過ごせますように♪
・風呂前の準備を手伝ってあげれば入ってもらえる!
・お気に入り入浴剤&家族と一緒、は入る気を何倍にもしてくれる!
・女の子には、お風呂に入って嬉しい効果(髪の毛サラサラ)作戦も!
・女の子は、ドライヤー時間短縮がキーポイント!
2.小学生が風呂嫌いな理由と解決策は?
・お風呂にゆっくり入れる時間の工夫を!
・冬風呂の大敵『寒さ』を取り除く!
・温度以外の温浴効果で親子で一緒にバスタイム!
・お風呂をキレイに保つ工夫も。
3.幼児が風呂嫌いな理由と解決策は?
・子供たちを誘うには入浴剤など様々なグッズを駆使して!
・お風呂のイメージアップに温泉や家族風呂も利用する。
・シャンプーは早めから大人の洗い方で!
4.赤ちゃんが風呂嫌いな理由と解決策は?
・浴槽怖い!のトラウマを作らないように!
・シャワーは、タイミングの声かけを忘れずに。