チョコレートの食べ過ぎは病気になる?子供への影響や防止策は?

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子供も大人も、みんな大好き!
甘くてほろにがの『チョコレート』♪

しかし、ついつい食べ過ぎて、ふと我に返り「身体に悪そう…」と思うことも。

母
子供もバクバク食べちゃうのよね…

ここでは、チョコレートの食べ過ぎがもたらす健康への影響から、子供の食べ過ぎを防ぐ声かけまで、一気に解決します!

1.チョコを食べ過ぎて病気になるのか?

チョコレートを食べ過ぎたらどうなるか。

食べ『過ぎ』というくらいなので、やはり、『適量』と『食べ過ぎ』による悪影響があることは想像できますね…

ここではあえて、『適量』のチョコレートがもたらすメリットには触れず、『食べ過ぎたら病気になるのか?』に焦点をあてます。

私ってチョコ食べ過ぎ?依存度チェック!

みなさんは、自分や子供がチョコレートを食べ過ぎだと思いますか?
まずはチョコレート依存症かどうか、チェックしてみましょう!

   

  • 買い物ついでにいつも買ってしまう。
  • 気づいたら毎日食べている。
  • 食べ出したら手が止まらなくなる。
  • おなかが一杯なのに、なぜか食べ続けてしまう。
  • 気持ち悪いのに、なぜか食べ続けてしまう。
  • 1日に食べる量は、板チョコ数枚分だ。
  • ごはん代わりに食べている。
  • 食べないとぼーっとしたりイライラしたりする。
  • 気づいたら常に食べている!

いくつか当てはまったものはありましたか?
それ…依存症の始まりかもしれませんよ?

チョコレートの依存症の原因には、『砂糖』『カフェイン』『脳内麻薬』と3つもあると言われていて、とても強力です!

依存症とは、ちょっと薬物ににた怖さがありますよね?
依存症になれば、習慣的にチョコレートを食べるので、結果的に『食べ過ぎ』につながってしまいます。

それでは、チョコレートの『食べ過ぎ』で、身体にはどんな影響があるのでしょう?

LiLi
LiLi
チョコを食べ過ぎたら鼻血が出る…って本当なのかな?

そんな俗説もいくつかありますね。
まずはそこから確かめていきましょう!

チョコを食べ過ぎたら鼻血説は本当か?

チョコレートの食べ過ぎで鼻血は出る根拠はありません!
くわしい人
くわしい人

諸説ありますが、いずれにしても『いましめのために作られた説』が有力です。
特に、昔は高級品でしたから…子供にせがまれたら親も困るわけです。

LiLi
LiLi
それにしても鼻血って…
子供ながらに、食べ過ぎたらマズい!と思ったものです。
自分の子供には、ウソであることは黙っておこう(笑)

チョコを食べ過ぎたらニキビができる!?

チョコレートの食べ過ぎでニキビは…関係があるかもしれません!
くわしい人
くわしい人

こちらも諸説あります。関係ないという人もいます。
ニキビができるまでには、さまざまな要因がからんでいるので、何ともいえないようです。

ニキビができるしくみ
①皮脂が過剰に分泌される。
②何らかの原因で毛穴が詰まり、皮脂が閉じ込められる。
③皮脂をエサにしてニキビ菌が増殖する。
④ニキビ菌が出す物質で肌が荒れ、ニキビができる。

一般的なミルクチョコレートの35%は脂質なので、食べ過ぎが『皮脂の過剰分泌』につながると考えるならば、影響はあるのかもしれません。

また、チョコレートの種類によって、カカオバター(植物性油脂)と乳脂肪分(動物性油脂)の比も変わってくるので、それによっても変わってくるかもしれません。

チョコレートを食べ過ぎたらやっぱり太る?

チョコレートの食べ過ぎで、太る可能性は高くなります!
くわしい人
くわしい人

チョコレートの半分は糖質、35%は脂質と考えれば、カロリーが高めなのも納得です。
一般的なミルクチョコレートの板チョコでは、1枚280kcalくらいと考えると、これを消費するのに、散歩を1時間半行わないと消費できないくらいです。

その上、依存症になりやすく、量もたくさんとりやすい。
結果、糖質の総量でも総カロリーでも『太りやすい』という結果になります。

ただし、
・運動の有無
・基礎代謝の良し悪し
など、カロリーや糖質の消費の仕方は、人によってさまざまです。

また、チョコレート含まれるカフェインには、脂肪の燃焼を促進する働きもあるので、カカオの濃度によっても、実際に太るかどうかは、食べ過ぎというだけでは何とも言えません。

チョコを食べ過ぎるとなりやすくなる病気!

チョコレートは食べ過ぎたら死にます、と言われたら驚きますか?

まぁ、1日に数十枚、数kgというレベルなので、文字通り『死ぬ気で食べないと』到達しない量です。
その点は心配ないかと思いますが…

本当に怖いのは、『習慣的に過剰に食べ続けること』でもたらされる悪影響の方です。

これからは、チョコレートの食べ過ぎ習慣がもたらす病気について、まとめていきます!

1)過剰な糖質・脂質による病気

砂糖は、先程もあったように、依存症の主な原因です。
とりすぎは、さらなる依存症を招き『チョコレートの食べ過ぎ』という悪循環を生みだします。

・太る、だけじゃない!中性脂肪の蓄積による病気
最近は、総カロリーよりも『糖質』の量が太る原因として注目されていますね。
砂糖は血糖値を急上昇させますが、とりすぎると、血糖値を正常な状態に保とうと分泌されるインスリン(ホルモンの一種)の働きによって、過剰な糖質は中性脂肪に変化し、様々なところに蓄積されます。

中性脂肪の蓄積でなりやすい病気
・皮下組織⇒肥満
・肝臓⇒脂肪肝
・血液⇒高脂血症動脈硬化

・糖尿病
生まれつきインスリンの働きが悪くない人でも、糖質を過剰にとり続けていると、インスリンが正常に働かずに糖が体内に取り込まれないため、血糖値が高い状態が続くことがあります。

血糖値が高い状態が続くと、血管や神経にダメージをもたらし、おそろしい合併症を引き起こします。

合併症には、大きな血管の病気(脳梗塞や心筋梗塞)や視覚障害腎臓障害神経障害などがあり、全身に深刻な影響を与えます。

・虫歯、歯周病
虫歯とは、口の中にいる虫歯菌が、砂糖を分解して口の中が酸性になることで、歯の表面が少しずつ溶けていく現象です。

砂糖を多くとれば、それだけ虫歯菌は虫歯ができやすい環境をつくります。
また、依存症で糖分が口にある時間がダラダラと長ければ長いほど、虫歯の進行は進んでいきます。

また、砂糖は、歯周病菌の活性にも関係があるようです。

・骨粗しょう症
砂糖をたくさんとると、酸性になるのは口の中だけではありません。
本来は弱アルカリ性の血液も酸性になってしまいます。

これを正常に戻そうと、時には骨の中にあるカルシウムが使われるそうです。
結果的に、骨粗しょう症をも引き起こします。

・免疫力の低下
砂糖は、血液に過剰にあると汚れた(ネバネバドロドロの血液)状態になり、これが免疫の働きを悪くすることがあるとか。
結果的に、風邪などの病気にかかりやすい身体になってしまいます。

・ビタミンB群の不足
ビタミンB1糖質の代謝(分解)に、ビタミンB2脂質の代謝に関与しています。

糖質や脂質(あとで出てくるカフェインも)をとりすぎると、ビタミンB群が大量に消費されて、不足してしまいます。

そうすると、代謝全体が落ちて太りやすいだけでなく、しかるべき栄養がとりこまれにくくなって栄養不足になる、疲れやすい、情緒不安定、髪や肌(皮膚)などの細胞再生が上手くいかない、老化などにつながります。

・老化をはやめる
血液中に余分な糖があると、タンパク質は『糖化』されて、最終的にAGEsという物質になります。
AGEsが蓄積されると、あらゆる細胞の老化が促進され、美容年齢の低下(くすみ・たるみ)、筋機能の低下、アルツハイマー型認知症などにも関与しているといわれいます。

2)カフェイン・テオブロミンが悪さをする病気

チョコレートの原料であるカカオには、カフェインテオブロミンという物質が含まれています。

チョコレートに含まれている成分の量と、人体での過剰量(分解能力)とを比較したとき、過剰になるのは、

高濃度カカオ(70%)のチョコレート(1枚45g計算)で、
・カフェインだったら、10枚
・テオブロミンだったら、たったの2枚!

であることから、チョコレートの食べ過ぎは、どちらかと言えばテオブロミンの方が問題になりそうです。

これらによって引き起こされる、身体への影響はどんなものがあるでしょう?

・カフェイン中毒
コーヒーを習慣的に飲んでいる人が多いことからも分かる通り、カフェインにも依存性があると言われています。

一般的なミルクチョコレートには、コーヒー1杯の1/6程度しか含まれていないですが、カカオの濃度が高ければ高いほど、カフェインも多く含まれます。

カフェインには、中枢神経を刺激して、眠気を減らしたり疲労を回復させたりする働きなどがありますが、その反動で、体内で減ってくると身体が再びほしくなる、という中毒性をもっています。

テオブロミンのおそろしさを体験?
以前、高濃度カカオ(70%)の板チョコを1枚(輸入品で100gありました)を、何気なくパクパク食べた時のことです。

少したってから、今までに感じたことのない、激しい動悸、めまい、吐き気に襲われ、自分の身体で何が起こったのかよく分からないまま動けませんでした。
数分のうちにおさまったので、事なきを得たのですが、あれは本当に恐怖でした…

急性カフェイン中毒たったのかな?と思ってあとで調べたのですが、量を計算すると、テオブロミンの過剰摂取によるものだったと思われます。

LiLi
LiLi
基準には『ふつうはこんなには摂取しないので…』と書いてあったのが、とても恥ずかしいです!皆さまも食べ過ぎにはご注意ください!

・身体が疲れやすい
副腎という臓器からは、ストレスに対処するためのホルモンが出されます。

カフェインは、その一種のコルチゾールというホルモンの分泌を促しますが、この状態は、常にストレスにさらされていると同じなので、副腎が疲れてしまいます。

・片頭痛
テオブロミンには、血管を広げる作用があるので、片頭痛の原因になると言われています。

2.子供がチョコを食べ過ぎないために

『チョコレート』の怖い依存性は、私たち大人が身に染みて感じているからこそ、子供からも遠ざけたいと思ってしまいますよね?

そこで今回は、『子供』に焦点をあてて、子供のチョコレート食べ過ぎを防ぐための対策を考えていこうと思います!

子供がチョコを食べ過ぎてはいけないの?

チョコレートの食べ過ぎのリスクは分かったけど、『子供』にチョコレートをあげたくない理由は、大人(自分の管理)とは少し違うところにもあるかもしれません。
まずは、その点を明らかにしておきましょう。

母
子供の方が、大人よりも誘惑に弱そう。

それは、チョコレートが身体に悪い影響があるかもしれない、という知識や病気になった体験がないからかもしれません。
分かる子には、しっかり教えてあげましょう。

母
子供は、チョコレートなどお菓子をたくさん食べると、肝心のごはんを食べなくなるのでは?

実際に、チョコレートに含まれる砂糖は、血糖値を急激に上げることで、実際に身体に入ったカロリーを脳が誤認する(たくさん食べたと勘違い)することがあるようで、これが「ごはんを食べなくなる」原因とも言えます。

チョコレートだけでは栄養バランスがとれていないので、これが続くのは良くないですね。
ただし、これは子供に限らず、大人でも起こる現象です。

母
カフェインなど、大人よりも身体に悪影響がありそう。

ある意味で正解です。
子供だから…というか、カフェインなどの物質の摂取上限が体重によって決められているため、大人よりも体重の軽い子供が健康にとれるカフェインの量は、当然少なくなります。

大人と一緒の量を食べないよう、注意してあげないといけません。

また、血糖値が高い状態が続くと、アドレナリンの分泌も促されるので、落ち着きのない子になる可能性はあります。

子供にチョコがもたらす悪影響を教えてあげる

分かる子供ならば、具体的に病気のリスクを説明するのも良いでしょう。

チョコレートの成分や、その成分が身体のなかでどのような作用をしているのか、よく分かって勉強にもなると思います。

分からない子供の場合は、やはりインパクト勝負ですね!
その最たる例が『鼻血説』だったのかもしれません。

虫歯で痛い思いをしている子供の絵には、チョコレートがよく登場しますが、これも何となく治療が痛そうな気がする?
最近の歯医者は痛くないようにしてくれますからね…いまいちピンとこない子もいるでしょう。

チョコレートは、少しなら美味しいけど、食べ続けると気持ち悪くなっても止まらなくなるよ?引き返せるところまで食べてね♪
LiLi
LiLi

これはどうでしょう?
依存症の怖さを教えてあげる作戦です。
少しは不気味さを実感してもらえるでしょうか。

一度好きなだけ食べさせる

人は不思議なもので、遠ざければ遠ざけるほど、それが気になって仕方がなくなる生き物です。

そういうわけで、逆手にとって、一度子供に飽きるほどチョコレートを与えてみるのも1つの手かもしれません。

それで依存症になったじゃないかと言われても困るので、あくまで自己責任でお願いします。
LiLi
LiLi

チョコレート好きな大人なら、自分でも一度くらいは経験があるかと思いますが…
チョコレートを食べすぎると、気持ち悪くなるなど、一時的に体調が悪くなることがありませんか?

そこまで食べたことのない方、すばらしい自制心の持ち主です!
私はよくあります。自制心のかけらも…いやかけらくらいはあるか。
LiLi
LiLi

とにかく、子供に一度気持ち悪くなるまで食べてもらえば、チョコレートの本当の怖さを体感できるのではないでしょうか。

大人も食べ過ぎない

『子供は、大人の言うことは聞かないが、大人のすることは真似する。』

とはよく言われたものです。

いくら子供の方にいくらか多めの悪影響があるからと言って、自分は食べ過ぎていませんか?
子供にたくさん食べさせたくないなら、大人も自制しましょう。

3.大人もチョコを食べ過ぎない方法

子供に限らず、大人でも自制が難しい(人もいる)チョコレート。
ここでは、大人もできる!チョコレートを食べ過ぎない方法を提案します!

マグネシウムをとってみる

チョコレートをコントロールできずに食べ過ぎるのには『体内のマグネシウムが不足』が原因とも言われています。

マグネシウムを多く含む、葉物野菜、ナッツ類、豆類を食べてみましょう。
これで、チョコレートを食べたい!という欲求がおさまるかもしれません。

チョコをかまずに味わう

チョコレートを食べる時に、ついついかんでしまっていませんか?

実は、チョコレートの本当の美味しさ味わうには、『舌でなめながらゆっくり溶かして食べる』のが正解なんだそうです!
実際やってみると分かるのですが、これだけで1粒の満足感が違ってきますよ!
ぜひお試しください♪

ご褒美として適量をキープ

これまでは書いてきませんでしたが、チョコレートは、食べ過ぎないといいこともたくさんあります。
そこで、自分が何か、頑張った時に『適量』食べるのはいかがでしょう?

ちなみに、健康効果を期待するなら、1週間で40g(板チョコ1枚)くらいで十分なんだとか。
チョコをちょこちょこ食い…
個包装のものを選ぶのも良さそうです。

また、糖質控えめのカカオの濃度の高いチョコレートがより良いですね。
砂糖依存のリスクは下がるし、実際に食べにくいので、より『健康食』として意識しながら食べることができます!

チョコレートを遠ざける

しかし、私のように、誘惑に弱い方…

LiLi
LiLi
ちょこちょこ食いなんてできるか!
チョコレートは甘いのを食べてなんぼやろ!

そういう方は、やはり『君子、危うきに近寄らず』
家に置かない、お菓子コーナーに寄らない。
これに限ります!

これとご褒美を組み合わせて『休日だけ食べる』など、ゆる~く規制しておくののも良いですね♪

食べ物でチョコレートが必要なくなる?

自然とチョコレートの食べすぎを防ぐ食べ物があったら嬉しいですよね!

先程のマグネシウムに加えて、繊維質を多く含む食べ物はチョコレートの食べ過ぎを防ぐのに効果的なんだそうです。

運動でチョコレートが必要なくなる?

自然とチョコレートの食べすぎを防ぐ方法として、もう1つに『運動』があります。

日光を浴びながらのウォーキングで、精神安定!
チョコレートを欲しがる気持ちも減少するという報告があるようです!

体験談ですが…
昔、毎日走っていた一時期は、チョコが気持ち悪くて食べられませんでした。脂っぽいのがダメだった気がします。
LiLi
LiLi

こういった力を利用して、チョコレートへの情熱を運動へ向けるのも良い気がします。
スタイルも良くなり、病気も遠ざけ、一石何鳥にもなりそうですよ♪

4.【まとめ】チョコの食べ過ぎは、病気になるリスクを上げる!

 

これまでのことで、チョコレートは食べ過ぎをコントロールするのが難しく、習慣的にたくさん食べてしまうと、深刻な病気のリスクも上がることが分かりました。

美味しく楽しく、適量をキープできるよう、チョコレートの食べ方を工夫できたら良いですね♪

まとめ
1.チョコを食べ過ぎたらどうなる?
・チョコには依存症になる原因が3つもある!
・チョコの食べ過ぎて鼻血はウソ!
・チョコに含まれる砂糖・脂質・カフェイン・テオブロミンは、様々な病気のリスクを上げる


2.子供がチョコを食べ過ぎないために
・なぜ子供にチョコを食べ過ぎてほしくないかを見直す
・子供にもチョコの悪影響を教えてあげよう!
・一度、飽きるまであげてみよう!
・大人が見本をみせましょう。

3.大人もチョコを食べ過ぎない方法
・マグネシウムをとってみる
・チョコをかまないで食べる

・チョコをご褒美でちょこちょこ
・チョコを遠ざける
・食事や運動でチョコいらずに!

 

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