お年玉の使い方は?貯金?使わせる?子供も納得する使い道とは?

スポンサーリンク

お正月、子供たちにとっての一大イベントの1つと言えば、お父さんお母さんや、おじいちゃんおばあちゃん、たくさんの親戚の人たちからももらえる!?お年玉ではないでしょうか。子供たちの大好きな絵柄の封筒に、いつもは見慣れないスペシャル感満載のお札のお金たち。

しかし「これはお父さんが預かっておくからね。」などと言われ、もらった喜びもつかの間、あえなく没収される光景も、少なからず見られるのでは?きっと、多くの子供たちが、モヤモヤしていることでしょう!

「僕がもらったお金なのに…なんでいつもお父さんお母さんが持っていくの!?」

今回は、こんな子供たちのモヤモヤを解消すべく、親御さんたちに、「お年玉の使い方」「お年玉の使い道を子供に納得してもらえるような方法」をお伝えできたらと思います!

1.『お年玉没収』で子供をモヤモヤさせないために

お年玉は、子供たちが新年にもらえる『贈り物』です。しかし、親たちの間では、どこか『子供の(将来のための)支援金集め』みたいな感覚がありませんか?ここでは、そんな親子の間の『お年玉』のギャップを埋めるような説明の仕方を考えていきましょう。

『お年玉』没収によって子供の中でうまれる不信感

「なんで、私がもらったお年玉を、お父さん持って行っちゃうの?」

え!?持っていっちゃうなんて、人聞きが悪いな。お前が持ってるとなくしそうだから。大切なお金だからお父さんが代わりに持ってるんだよ。

こんな感じで、ひょいっと悪気なくお子様のお年玉を預かる親御さんは多いはず。お年玉を、当たり前のように親が管理することは多いと思います。なぜでしょう。それは金額が大きく、子供には管理が難しいと考えているからです。

だけど、子供から見たらどうでしょう?「もらったハズなのに持ってかれた~」という印象が強く残ってしまいますよね。人がもらったプレゼントを親だからという理由で取り上げてしまうイベントは、後にも先にもこれくらいしかないでしょう。

さらに、
「今お財布(バッグ)に入れたよね。お父さんのお財布の中って、私(子供)用のポケットでもあるのかな?あれ普通に使われるんじゃ…」
子供の疑惑はますます深まるばかりです。

『お年玉を貯金する』を子供に納得してもらえる方法

お年玉のお金は、主に銀行のような金融機関で管理することがほとんどかと思いますが、まず、子供さんが『預金』という概念を知っているでしょうか?お金はお財布の中でしか管理されているところを見たことがないと、子供なりに、そのキャパの限界も心配することでしょう。

そんな場合、このように丁寧な説明を加えるのはいかがでしょうか。

これは、君の未来のために銀行という場所に貯金しておくんだよ。今は、お父さんお母さんが君たちの必要なものを買ってあげられるけど、お父さんもお祖父ちゃんになってお仕事ができなくなったら、ずっとサポートすることはできない。君が大きくなったら、今よりももっと多くのお金が必要になるからね。その時に、たくさんのお金が自由に使えるように、お父さんが貯金しにいくからね。気になるなら、一緒に銀行へ見に行こうか!

『最後には、ちゃんと自分で使える!』と思えれば、子供たちのモヤモヤは少しは解消されるのではないでしょうか。一人一人の預金通帳を見せて『自分のための特別なお金』がという意識づけができれば、子供も安心して、親御さんたちへお金を渡すことができるのではないでしょうか。さらに、これを機に銀行のしくみでも教えられたら、子供たちにとっても、大変有意義な社会勉強となるでしょう。

2.『お年玉』の貯金以外の使い方

貯金が大事なのは分かってるけど、もっと上手に、子供が納得したり喜んだりする方法で使ってやりたい気もする。そこで、貯金以外に何か良い方法はないだろうか。ここでは、他の親御さんが実践する「貯金以外の『お年玉』の使い道」について、お伝えできたらと思います。

貯金以外の『お年玉』の使い道の例

貯金以外では、「子供の好きなものを買ってあげる」という親御さんが多いでしょう。でも、完全に子供まかせにすると、親が買ってあげたいものとは違うものになるかもしれません。今度は、親がモヤモヤ…ここでは、親子での折り合いのつけどころ、を一緒に探っていきましょう!

2-1.『おもちゃ』はひとくくりにして敬遠せずにじっくり吟味

子供が欲しいものダントツは、やはり『おもちゃ』なんだそうです!同時に、親には「不要」と思われがちなのでしょう。そのギャップが、子供に「こんな時こそ買ってもらいたい!」と思われる原動力になっているものと思われます。『おもちゃ』と一言で片づけるには、あまりに多岐にわたるので、ここでは最も親子間で問題になりそうなおもちゃの1つ『ゲーム関連グッズ』について、取り上げてみようと思います。

ゲーム関連と言えば、親子の意見が最も分かれるものの1つではないでしょうか。価格もなかなかしますから、お年玉のターゲットになりやすいですね。ゲームの力はすごいです!子供たちを虜にする力は、他のところでも使いたいくらいです。なぜ親はゲームを敬遠するのか、それは大抵「お勉強に支障があるのでは?」と危惧しているからです。

それでも子供が欲しがる場合、それを逆手にとってみてはいかがでしょう?『ゲームの時間を管理することを条件にする』。これは言葉だけでなく、実際に『ゲームはいつも何時に(あるいは何分)するのか。』生活の中であらかじめ時間を決めてもらうのです。『守れなかったらどうするのか?』まで決めておくと、さらに良いですね。

ゲームを敬遠しすぎないで

我が家も子供にゲームは慎重派です。それは、私も主人もゲームが好きで、その恐るべき魅力を知っているからです。そればかりして、子供の視野が狭くなりそう。子供にはいろいろな世界を知ってほしいのに…
しかしそれと同時に、その『いろいろな世界』には、ゲームの世界もあるわけです。子供同士のコミュニケーションで、必要なコミュニティもあるかもしれません。今やお勉強アプリなど、いわゆる『お勉強』もゲーム感覚で身につける時代です。『e-Sports』とゲームの操作技術でお金を稼ぐ人もいるくらいです。子供の適性を見抜き、「この子にはゲームを買う必要がある」と思うなら、そこまで敬遠することもないのかなと思いますが、いかがでしょうか。

2-2.本がほしい!のわな

子供がお年玉で買いたいものの2つ目は、「本」なんだそうです。「本がほしい」なんて子供に言われたら、大人は思わず「買ってあげよう!」とつい何も考えずに買ってしまいがちですが、ここでも注意ポイント!あなたは本を買いますか?本が趣味で、大容量の本が所蔵できるおうちの方は気にしなくて結構ですが、大抵の家では「家で持つべき本は、そんなに必要ないのでは?」と私は思っています。そこで、まずはこんな声かけをしながらも、実際に買うときには慎重になってみてはいかがでしょうか。

本がほしいんだって!?すごいね!本には、いろいろな新しい世界がぎゅっと詰まっているから面白いよね!でも、本にはいろいろ種類があって、一度読んだら満足する本、何回も読みたい本、これは読んでみないと分からないけどね。まずは図書館に行ってどんな本が見てみる?それでもほしい本だったら、迷わず買ってみよう!

本を買う場合のステップ
①子供が買いたい本のジャンル(図鑑・絵本・情報誌・漫画など)を知る。
②図書館などで借りれる本であれば、一度読んでもらい、子供の反応を見る。
(新刊など不可能であれば、ジャンルや子供の特性から判断)。
③何度も見返すような本であれば、買ってあげることを検討する。
④一度で満足するようなら、他の物を提案してあげる。

本はいろいろな世界の宝庫です。それを求める子供の意欲を大いに尊重しつつ、かつ後で大人もモヤモヤしない方法をお伝えしました。参考になったでしょうか?

2-3.服がほしい!はできるだけ聞いてあげよう!

子供の欲しいものの3つ目は『洋服』なんだそうです。新しいお洋服は、成長を祝うものでもありますから、ぜひ歓迎してあげたいですね。しかし、ここでおこる親子間の問題は、『子供の欲しがるものに共感できない…』ではないでしょうか。とくに洋服は、親子で一緒に歩くこともありますから、よりその齟齬が影響してきます。

しかし、これまでの経験で分かったのですが、子供もまた、親の買ってくる洋服をいつでも歓迎しているわけではないのです。子供がいつも同じ服ばかり着る場合は、その可能性大です。そこで、こんな時こそ、子供がほしがる洋服を買ってあげても良いのではないかと思うのです。

例えば私は、子供のキャラクタ関連の洋服に抵抗があります。しかし、子供らは、男の子も女の子も、みんなキャラクタのものを欲しがります。我が家では、ほとんどテレビ(アニメ)を見ませんが、それでもほしがるので、あれは本能的なものなのかな(友達が持っているのを見て、などもあるかもしれません)、とも思っています。とにかく大人気です!しかし、大人から見ると『なんでこんなデザインのものがほしいのか?』『キャラクタがプリントしているだけで値段が上がって納得できない!』と思うものも、しばしば…

これらはどこで折り合いをつけるか。その基準は『子供がなぜほしがるのか?』『どこで使うのか?』子供が欲しがる理由が「お友達とおそろいがいいから」「このキャラクタが大好きで、シリーズを集めたいくらい!」ということだったら、私は買ってあげたいと思います。子供にとっての必要性を感じるからです。逆に「なんとなく」「他のもいいな」という感じだったら、他の物を提案します。また、それでも自分(親)がどうしても気に入らないものだったら、外ではなく家の中で使う物(部屋着やパジャマなど)にしてもらいます。これでストレスも軽減します。親子で納得してから買う、のが鉄則ですね。

3.『お年玉』を子供たちに自由に使ってもらおう!

『お年玉』は子供たちがもらったものだから、親が手を出すのはナンセンスだ、子供に全て管理を任せてみよう!というチャレンジングな親御さんもいらっしゃることでしょう。これができたら、子供も親からの絶大な信頼を感じられること、間違いありません。ここでは、子供に管理してもらうメリットとともに、お年玉の管理を子供たちに任せる時の注意点や決めるべきルールをお伝えできたらと思います。

何を買おう?子供の希望を形にしてあげよう!

まず子供たちは、大きなものになればなるほど、それがどれくらいの金額で買えるものなのか、実感がわかないと思います。実際に子供に聞いてみると分かると思うのですが、子供たちは最初からあまり高いものを要求してこないと思います(普段倹約している我が家だけ?ではないと思いますが…)。自分で高いものを買ったことがない場合は、自分のもらったお金が、どれだけのものを買えるだけのお金なのか分からないからです。

そこで、こんなステップを踏んで、親子で一緒に何を買うのか、考えてみましょう!ここでは、大人はあまり口を挟まないで見守ってやり、自由にあれこれ考えさせてあげましょう♪

お年玉を自由に使って買い物をしてもらうためのステップ
①子供に欲しいものをたくさん書きだしてもらう。
②それぞれどれくらいのお金で買えるのか、相場を教えてあげる。
(「お菓子」など小さなもの欲しがったら、お年玉の総額では、どれだけの『量や数』を買えるのかを教えてあげても良いでしょう。)
どれを買うのか、を一緒に決める。
(同時にどれだけあまるのか(足りないのか)を伝え、あまった(足りない)お金はどうするのか(貯金の提案含め)まで決める。)

大きな買い物をすると、お年玉でもらえるお金の大きさが実感できる!?

子供たちが欲しいものを遠慮なく聞いてみて、それが大きな金額であっても、どんなにムダだ!と大人が思う物でも、お年玉の範囲内なら思い切って叶えてあげるのも良いのではないでしょうか。そうすることで、「お年玉でみんなからもらえる金額って、こんなすごいパワーをもっているのか!お小遣いと大違い!」と、諭吉さんの価値(と普段の親のケチり具合(笑))が実感できると同時に、「自分でこんな大きなものを買う決断をさせてもらえた!」と親からの信頼も感じられるのではないでしょうか。

キャッシュレスがますます進むであろう、これからの時代において、『お金』の価値を実感できる機会はさらに失われていきます。遅かれ早かれ、誰でも一度は通った方が良い道なのではないかと思いますが、いかがでしょうか?

『万』円単位の財布管理は大人でも難しい!上限設定で上手に。

もし、子供たちが『普段のお菓子やガチャポン(子供は大好き!?)に使いたい』など、(結果的にも)長期のプランを要求してきたら、その提案に乗ってみるのも面白いかもしれません。主婦の経験上、もらったお金を貯金せずに、全て自分のために長く使いたいと思ったら、その管理は子供にはなかなか難しいと思います。大人でも難しいですから。

そういう場合は、「どれだけ長い間使いたいの?」と子供に尋ねて、そこから、一緒に1日に使えるお金の上限を計算すると、イメージしやすいかと思います。

例)お年玉収入総額:12万円、使いたい期間:1年 ⇒1か月で1万円、1日で300円

この時に「1日100円しか使わなかったら、あとで使える200円が増えるね!」と教えると、大人が貯金する意味を感覚的に理解しやすいかもしれません。

それにしても、お年玉を毎日、お菓子やガチャポンに使うなんて、なんてムダなんだ!と大人は思ってしまいますが、実は大人だってこんなムダな買い物をちょいちょいしているものです。『子供にお金を管理してもらう』という経験自体が、とても価値のあるものなので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

お金の管理は、お小遣い帳で!お金のお勉強もかねて。

上記のような長期プランの場合は、お小遣い帳でお金を管理しましょう!
もちろん、子供専用で、記入も子供がします。既に、お小遣いで利用されているお子様もおられると思いますが、お年玉も一緒で良いかと思います。大幅な『収入』を、自分の書く数の桁の違いで理解できると思いますし。

ここでは、我が家でお小遣い帳を一緒に使う時の手順などをお伝えします。
(子供が小1の場合なので、年齢や理解度に合わせて適宜変更してください。)

お小遣い帳を一緒に使う時のステップ
①買い物を予定している時は、財布・お小遣い帳・筆記用具・計算機を持参してもらう。(全て子供専用のもの)
※お小遣い帳は、ハンディサイズのお小遣い帳仕様のノートが使いやすいです♪
②買い物を自分でしてもらう。(買い物の仕方必要なお金の出し方の勉強)
レシートをもらうのを忘れずに!
③すぐにお小遣い帳を書ける環境(車内・フードコートなど)や時間があれば、お小遣い帳を記入してもらう。(難しい場合は帰宅してから)。
(1)記入日にち・買ったもの・買った金額・お財布に残った金額を記入してもらう。
(2)前回の残金から買った金額を引いてみる。
(3)残った金額と合っていることを確認する。
(4)前回買ったものは買って良かったものかどうか、簡単に評価する(○△×や一言コメントなど)。

子供のお金の使い方にはつい口出しをしてしまいがちですが、それは『子供の買う物がムダなものと思っている』『子供がそれを買っても飽きてしまう、管理できないことが目に見えてしまう』ことが原因にあると思います。そこで、今回は(4)を加えて、子供たちが「これはいい買い物だった!」「これは買うんじゃなかった~」も自分で評価できる工夫をすることにしました。これで少しは安心して(?)大人も口出しせずに見守れるはず!?ぜひお試しください!

もっと壮大に!?数年貯金して買えるものを要求してきたら!貯蓄計画を立てよう!

「車を買いたい」「留学したい」などと、親もびっくり!数十万~数百万、もしくはそれ以上のお金が必要なプランを要求したら、一緒に長期貯蓄の計画を立ててみるのも面白いかもしれません。大人が「とりあえず貯金」と言うよりも、よっぽど上手なお金の運用ができるかもしれませんよ(^^)

貯蓄計画は大人がするように
①まずは、希望を叶えるために必要な金額(相場)を一緒に調べる。
②もらったお金を毎年もらったと仮定したら、何年で目標の金額に到達するのか計算してみる。
(到達する年齢の時のことをイメージするのと同時に、将来計画も話し合えたらいいですね)
③個人の貯金通帳を作り、一緒に銀行へ行って預金する。
(計画がより明確であれば、積立預金を使って利率アップを狙うのも良いでしょう。併せて、金利の話も教えてあげられたら良いですね。)

4.まとめ

ここまで、子供たちも納得できる『お年玉』の使い方とその説明方法をいくつかご紹介してきました。最後にまとめておきます!

まとめ
1.『お年玉没収』で子供をモヤモヤさせないために
・『お年玉』はあくまで、子供への『贈り物』
・『お年玉没収』で子供たちはもらった喜びも得られない!?
・『お年玉』を大人が管理して貯金する場合は、丁寧に説明をして『あなた(子供)のための大切なお金』であることをしっかり伝えましょう。
2.『お年玉』の貯金以外の使い方
・子供たちの好きなものを買ってあげましょう!
・子供が欲しがっているものは、『おもちゃ』『本』『洋服』という結果も。
・親が納得できない場合は、納得できない点をしっかり洗い出して、お互いに納得してから買いましょう。
3.『お年玉』を子供たちに自由に使ってもらおう!
・お年玉を子供に管理してもらうと、子供はたくさんのことを学べます!
・欲しいものによって、一緒に計画を立てたり、実際に買い物をしたりして、目的が達成できるように見守ってあげましょう。

お年玉を親子で上手に使う方法は見つかったでしょうか?

どんな使い道でも、一番大事なことは『買う(貯金する)前に親子で折り合いをつけること』『買ってあげると決めたなら、親もつべこべ言わずに見守ること』、そして『お年玉を通じて、親子で何が得られるのか?』それらを考えて、使い道を決めることなのではないでしょうか。

いただいたお金を、親子でスッキリ納得してから、ありがたく使いましょう!

スポンサーリンク

コメントを残す