女の子の成長と幸せを願う、ひなまつり。
3月3日の桃の節句が近づいてくると、女の子がいるおうちには、おひなさまが飾られて、お部屋が華やかになりますね♪
でも、ここで1つの疑問が。
うーん。あんまりすること分かってないかも。
他のおうちでは何しているんだろうね?
そこで今回は『ひなまつりでしたら、女の子が喜びそうなこと』に焦点をあてて、お祝いの仕方を考えていきましょう♪
1.ひな祭りですることは?
ひなまつりでは、どんなことをしますか?
我が家の認識では、こんな感じです。
・おひなさまを飾る
・ちらし寿司とはまぐりのお吸い物を食べる
・ひなあられを食べる
・甘酒を飲む
「なんだ、食べ物ばかりじゃないか」という指摘はさておき。
『おひなさま』と『食べもの』については、それそれあとで詳しくお話ししましょう!
先に知りたいという方は、下記よりジャンプできます(^^)
・おひなさまについてはこちら
・ひな祭りの食べ物についてはこちら
他には、ひなまつりにどんなことをしているのでしょう?
●桃のお花見に行く・桃の花枝を飾る
桃の節句なのに、忘れられがちな桃の花。
ちょうど、ハナモモの花芽がほころぶ季節と重なっているので、お花見に出かけませんか?
また、近くに桃の木がなくても、花枝を玄関などに生けたりして、春の訪れを楽しんでみてはいかがでしょうか?
●写真を撮る・飾る
特別な日のために、子供たちの記念写真を撮るご家庭は多いみたいですね!
・成長の記念写真を撮る
・家族写真を撮る
他には、写真にまつわるこんな可愛らしいイベントも♪
・…十二単風の服を着せて写真をとった…
・初節句の時の写真を枠に入れてあるので、それを見ながら赤ちゃんの頃の話をしたりもしました。
十二単(じゅうにひとえ)の衣装も、写真スタジオでレンタルして撮影してもらえるのだとか!?
どちらも、かわいい娘を笑顔で囲む家族の様子が目に浮かびますね♪
●部屋を春色に飾る
ひなまつりは、春の訪れを楽しめるイベントとして、部屋をかわいらしく飾るグッズがたくさん売られていますね♪
・桜のガーランド
・窓に貼る花びらジェルシール
・桜の香りのアロマキャンドル
親子で一緒に飾って気分を盛り上げるのも良いかもしれません。
●ひなまつりケーキを食べる!
『花より団子』
子供の心をつかむなら、ひなまつりもケーキで!
ケーキにおひなさまが乗って、かわいいひなまつりケーキに♪
子供は本当にケーキが好きですね!
●外食する
お祝いの席と言うことで、家族で祝い膳を囲むんだり、子供の好きなものを食べに行ったりするというご家庭も。
2.おひなさまの飾り方や楽しみ方は?
ひなまつりと言えば、おひなさま!
『おひなさまを飾る』というイベントも、親子でひなまつりを楽しむには欠かせませんね♪
ここでは、定番のおひなさまから少し変わったおひなさままで、飾り方や楽しみ方をご紹介していきます!
おひなさまにまつわる作法
・飾る時期は、2月の節分が終わってすぐ~2月中旬が正式なのだそうです。
・片づける時期は特に決まっていないようですが、『片づけが遅れると女の子の婚期が遅れる』という根強い伝承がありますね。
・おひなさまは、嫁入り道具の1つで、若い夫婦の間に女の子が生まれたら、その母方の実家から贈られるというのが一般的です。
・おひなさまの配置にも決まりがあります。
(↓七段飾りの写真をご参照ください)
七段飾り
おひなさまのフルセット!
7段の階段状の飾り棚に、15体の人形やアイテムが並びます。
七段飾りの配置例
1)お内裏様(男雛と女雛)《ぼんぼり・白酒》
2)三人官女(加の銚子・三方・長柄の銚子)《高杯》
3)五人囃子(太鼓・大皮鼓・小鼓・笛・謡い手)
4)随身(右大臣(若者)・左大臣(老人))《膳・菱台》
5)衛士(台笠・沓台・立笠)《右近の桜・左近の橘》
※京風では、衛士の持ち物が熊手・塵取・箒
6)嫁入り道具《重箱・箪笥・鋏箱》
7)《御所車・駕篭(かご)など》
おひなさまの実写版に会いたい
●男雛(おだいりさま)と女雛(おひなさま)
その姿は、さながら『おひなさま』実写版!
それもそのはず、男雛と女雛は、まさに天皇様と皇后様を表していたのですね。
ちなみに、本来は
・おひなさま=飾られている人形すべて
・お内裏様(おだいりさま)=男雛と女雛
を表すそうですが、かの有名な童謡『うれしいひなまつり』によって、
・おひなさま=女雛
・おだいりさま=男雛
というイメージが定着してしまったようですよ。
●三人官女
神前式で結婚式を挙げた方は分かるかと思いますが、式中には『三々九度の盃』というお神酒をいただく儀式があります。
この時に、お神酒を持って現れるのが『三人官女』です。
三人官女にお会いしたい方は、ぜひ、娘さんの結婚式を神前式(和装人前式)でされることをおススメします!
●五人囃子
五人の男性が奏でている楽器は、日本の宮廷音楽である雅楽の演奏で用いられる楽器です。
雅楽は当時の衣装を模した和装で演奏されるので、楽器をしっかり確かめてみてみれば、五人囃子を見つけることができるかもしれません!
今でも、雅楽は各地の神社で演奏される機会があるので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
特定の地域で飾られる『つるして飾るひな飾り』
●雛のつるし飾り(伊豆稲取地方)、さげもん(福岡県)、傘福(山形県)
それぞれに意味を持っている、色々な形や動物にかたどられた布製の袋がたくさん吊るされています!
かつては、お守りとして手作りされていたこともある、おひなさま。
女の子のお守りに、ぜひ手作りのおひなさまを贈ってあげるのはいかがでしょうか?
お気に入りのキャラクターおひなさま
最近の人形売り場を見ると、びっくり!
十二単を着た、お馴染みのキャラクターが登場!
キャラクター好きな女の子には、こんな贈り物も喜ばれるかもしれません。
確認できたキャラクター雛人形をご紹介します。
・ディズニー(ミッキー&ミニー)
ぼんぼりまで耳がついていてかわいい♪
・アンパンマン
・サンリオキャラクター
●ペアがかわいい!1組おひなさま
・ハローキティ
・ミッフィー
・スヌーピー
・リサとガスパール
・リカちゃん
・キューピー
娘さんは、どんなキャラクターがお好きですか?
他にも、キャラクターではないけど、動物の人形でそろえられたおひなさまも、可愛らしいですよ♪
◆我が家のおひなさま
我が家のおひなさまです♪
主人のお義母さまからいただいたおひなさまです。
サイズは小さいですが、とても愛らしく、また玄関に飾れるような上品なつくりで、家族みなとても気に入っています♪
3.ひな祭りで子供と食べたい物は?
ひなまつりにちなんで、お家の食卓で囲む特別なメニューには、どんなものがあるでしょうか?
定番から最新事情!?まで、彩り豊かなアイディアをご紹介します!
ちらし寿司
ひなまつりの定番です!
カラフルで女の子の心を躍らせるような鮮やかなちらし寿司を作ってあげたいですね♪
●春色・春型食材
春らしい彩りが、かわいい女の子のお祝いにピッタリです♪
桜でんぶ:桃色の魔法の粉!
実は、白身魚のすり身からできているってご存知でしたか?
錦糸卵:細長く切られた黄色の卵焼きが、ちらし寿司を華やかにします!
さやえんどう:春が旬の黄緑の食材代表。最近はスナップエンドウも。
『マメ』になるという縁起物とあって、昔からよく使われています。
レンコン:薄くスライスしただけで、かわいしいお花型に!
穴を縁取るとさらにかわいい!
かまぼこ:紅白の色合いが可愛らしいですね。バリエーションも豊富!
●色鮮やかな海鮮食材
お祝いの席なので、めでたく紅白で♪
赤身の魚介(マグロ・鮭・いくらなど)
白身の魚介(タイ・イカなど)
紅白の魚介(えび・タコ・カニなど)
お寿司アレンジなら、手巻き寿司や手毬寿司も大人気!
中には、おひなさまやケーキの形に仕立てるというツワモノも!
お母さんと一緒に料理を作りたいお年頃の女の子にもぴったり!
楽しい&かわいいで、大喜びしてもらえますよ~
はまぐりのお吸い物
二枚貝の中でもひときわ大きい、存在感たっぷりのはまぐりです。
はまぐりには『相性の良い一人の男性と、一生を添い遂げられますように』という願いが込められているのだそうです。
一緒に、毬麩(まりふ)を入れたら、とても喜びます!!
ぜひお試しください♪
春にちなんだ一品料理
春のお野菜を旬のうちに!
春にちなんだ一品料理を添えて、お祝い膳を盛り上げましょう♪
苦めのお野菜も食べやすくアレンジすれば喜んで食べてくれますよ~
・春菊のごま和え(砂糖+醤油+ごま油)
・たけのこの天ぷら(藻塩)
・春巻(名前まで旬!?子供も大好き!)
他にも
・茶碗蒸し
・からあげ
など子供が大好きで食べやすい一品を添えるご家庭も多いみたいですよ♪
ひなあられ
ひなまつりと言えばこれ!
店頭にもたくさん並びますね!
色がカラフルですが、これには、いろいろな意味が込められているようです。
・春夏秋冬
「一年中いつでも健康に過ごせますように!」
・生命・木々の芽・雪
「春の訪れ」
結婚式の引き菓子に使われる伝統的なお菓子で、ひなあられよりも柔らかく溶けやすいのが特徴です。
ぜひ、お立ち寄りの際には、お土産にどうぞ~
ひしもち
ひし餅と言えば、ひし形で三色(桃・白・緑)おもちが重なっているおもちですね。
ひしもちの起源
菱葩餅(ひしはなびらもち)が、ひしもちの起源と言われているようです。
菱葩餅とは、平安時代の正月行事『歯固めの儀式』を簡略化した食べ物で、宮中のおせち料理の1つとされていたようです。
ひしもちの色や形の意味
それぞれの色には、次のような意味が込められているようです。
桃:桃の花、厄払い(クチナシの実)
白:残雪、清浄
緑:新芽、若草(母子草→ヨモギの葉)
また、ひし形の由来は、いくつか考えられているようです。
・菱(ひし)の実を食べて千年生きたという仙人にちなんで長寿を願う。
・武家の間で、家流の礼法が重んじられた小笠家の家紋(三階菱)
・『大地』や『心臓』を表す
ひしもちのアレンジレシピ
おうちでおもちをつく習慣がないと、ひしもちを準備するのはなかなか大変!
しかし、その独特な色形はぜひ活かしたい!
ということで、ひなまつりならではのレシピとして、いろいろアレンジが加えられ、今でも独自の存在感を放っています。
(鮭フレーク・いりごま・海苔)
・ひなまつり寿司
(たらこ・白米・ひじき)
・三色サンドイッチ
(スモークサーモン・クリームチーズ・きゅうり)
・3色ヨーグルトババロア
(いちご・プレーン・抹茶)
・三色のひな祭りレアチーズケーキ
(フランボワーズ・プレーン・ピスタチオ)
※他にも、桃・白・緑のアイディア
桃)桜の塩漬け・柴漬・ハム・かき氷シロップ(いちご)・いちごジャム・食紅
白)ポテトサラダ・牛乳寒天・杏仁豆腐
緑)ほうれんそう・高菜漬・アボカド・かき氷シロップ(メロン)・キウイ・粉茶
メインに、デザートに、ひし形・三色モチーフは大活躍しています!
桜餅・いちご大福
また、桜の葉の塩漬けがアクセントの桜餅や、色合いがかわいい苺大福など、女の子が喜ぶかわいらしいもち菓子も一緒に食べられます♪
お赤飯に、ひし形ゼリーケーキに、桜餅に、ひなあられに、甘酒に…
桃色ばかり!そして甘いものだらけ!!ということが。
何事もバランスが大事ですね~
他にもある!地域に伝わるひな菓子
●いがまんじゅう(愛知県岡崎市、三河地方)
あんこを包んだおまんじゅうの周りにもち米がついたお菓子
●引千切(ひちぎり/ひちきり、京都)
引きちぎったような取っ手がついているおもち。
すこしくぼんだおもちに、あんこなどが乗っている。
白酒・甘酒
右大臣もほろ酔いの白酒は、桃の花びらを浸して飲まれていたとか。
風流ですね~♪
今は酒粕から作った甘酒もお手軽に手に入り、ひなまつりの気分を盛り上げてくれますね♪
甘酒にはアルコールがほとんど入っておらず、バリエーションにも富んでいるので、親子で一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。
4.【まとめ】ひな祭りは女の子が喜ぶ工夫がいっぱい!
女の子は、お花も、お人形さんも、お料理やお菓子作りも大好き!
ひな祭りのイベントは、昔も今も、女の子が特別な気持ちになれる工夫がいっぱい詰まっていたのですね(*^^*)
自分の娘の成長をお祝いするとともに、親子で一緒に過ごせる時間が増えると良いですね♪
どうぞ、素敵なひな祭りをお迎えください。
・定番は外せない!?『おひなさま』と『祝い膳』
・桃のお花見に行こう!花枝を飾るのも♪
・写真を使って成長をお祝いする!十二単も着れる!
・部屋を春色に飾ろう!
・ひなまつりもケーキがほしい!
・特別な日は外でお食事!
2.おひなさまの飾り方や楽しみ方は?
・定番おひなさまは飾り方を学んで一緒に飾ろう!
・おひなさま実写版に会いたい!
・つるしてかざるおひなさまが新しい!
・キャラクターおひなさまがかわいい♪
3.ひな祭りで子供と食べたいものは?
・ちらし寿司は春色・紅白でカラフルに!
・はまぐりのお吸い物で結婚成就!
・ひなあられでいつも健康に。
・ひしもちアレンジが熱い!
・甘酒も手作りしてみよう!